*この記事は以前のブログの過去記事になります。

TNOSのシステムアップデートの第1弾が公開されました。
今回のアップデートで追加される機能です。
- 回送モードの設定追加
- TCL(TNOS Command Language)機能の追加
- レイアウトプランの追加と新規運転モードの追加
- レイアウトプラン記憶機能の追加
地味に4のレイアウトプラン記憶機能がうれしい。脱線などのトラブル発生時に、今までは電源を一度切るとレイアウトプランの選択からやり直さないといけなかったが、今回のアップデートでレイアウトプランと運転モードが保持されるようになりました。固定式のレイアウトで使う方にはプランの選択をしなくてもよく、プランの設定忘れによる誤動作も減らすことができます。
ただし、周波数設定(私はF.400に設定してます)と車両のパラメーター割り当ては行う必要があります。
実際にアップデートを行っていきます。
あくまで私が行ったもののレポートとなりますので、環境により同一の画面、結果にならない場合もございます。また、データの消失等の責任は持てませんので、自己責任でお願いいたします。

まず、TOMIX公式ページより、右側の「TOMIXシステム」を開きます。
そのあと「TNOS新制御システム」からTNOSの紹介ページへ移動します。

右上の「アップデート」もしくは「TNOSアップデートについてはこちら」をおします。

アップデート情報のページが開きました。
TNOSに入れているSDカードを更新するためには、パソコンにSDカードを入れる必要がございます。
最近のPCではSDカードがそのまま挿せるものも多くなってきていますが、ない場合はカードリーダーが必要になります。
エレコム カードリーダー USB3.0 9倍速転送 ケーブル収納タイプ ブラック MR3-K012BK
エレコム カードリーダー USB2.0 ケーブル収納タイプ 48メディア対応 MR-K013BK
カードリーダーはTNOSのカードが4GBのものになるので「SDHCカード対応」のものであれば、大丈夫です。一般的な家電量販店で1000円以内で購入できるでしょう。

利用規約をよんでスクロールしていくと更新ツールのダウンロードとデータファイルのダウンロードのボックスが出てきます。Windowsパソコンの場合は「更新ツール」と「データファイル」をそれぞれダウンロードします。

ダウンロードした「TNOS updatetool」を実行します。
うちのPCはWindows10ですが、プログラムの起動がブロックされました。
「詳細情報」から確認の上で実行できますが、ウイルス対策ソフトなどでも
同様なことが起こる場合はソフトを一時的に無効にしましょう。


TNOS更新ツールを起動後にTNOSのSDカードをいれます。
説明にあるようにプロテクトスイッチを押し上げてから入れましょう。
カードがセットされると「更新実行」ボタンの色が青に変わります。

このあとデータファイルの場所をきいてきますが、ダウンロードしたままのZIPファイルではダメなようです。事前にデータファイルの展開をしておいた方がよさそうです。

③の更新が終了しました。がでてくればパソコン側での作業は完了です。
このあとTNOSのコントロールユニットのアップデートをおこないます。

アップデートのときはNDユニットは外します。
SDカードをセットしたあと
「セットアップ」ボタン(右上の歯車マーク)を
押しながら電源をいれます。
【CnFC.】の表示がでてきます。

左上の「レイアウト選択」ボタンを押すと現在のバージョンが表示されます。
初回生産分は「1.01」になるようです。
その後、ダイヤルをまわして今回のバージョン「1.03」を選択します。
「決定」ボタン(右側下から2段目)を押すとアップデートが開始されます。


ぐるぐるまわった画面のあと「1.03.」(3の右下に・)になったら
アップデート完了です。電源を入れなおしましょう。
お疲れさまでした。
以前の初期不良疑いのとき、セットアップボタン押しながら電源いれたりはしていたので、
なんだか複雑な心境です。